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津田の家
2015

高い擁壁により持ち上げられた造成地に建つ、

住宅やマンションが建ちならぶなか、敷地北側には大阪では珍しい自然を感じられる枚方市の小川に接しており、その向こうは山並みや街並みが望める、見晴らしのよい立地です。

そのためここではこの高い擁壁と北側の小川がもたらす眺望性を最大限生かす計画を目指し

2階リビングとしています。

この地域一体は準防火地域といって火災に対しての対策を求められる地域であり、

該当する窓には網入りガラスが求められますが、

2階リビングのメインの大開口は網入りガラスを不要とできる建築計画とし、眺望性を確保しました。

併せて変形地の敷地形状を無駄なく使いきったことから独特の造形となり、

その特徴的な外観が周辺地域にいい意味でインパクトを与えられたらいいなと思い計画を行っています。

また開放的な2階に対し、1階はプライバシー性を高めた寝室や水廻りを配置。

中庭に面した水廻りは明るく清潔感にあふれた空間になっています。シンプルな住宅です。

気持ちのよい空間の中で、クライアントの持つ素晴らしい家具・照明コレクションが映える家になれば

うれしいです。 

構造・規模: 木造、2階建て
設計:向阪一郎

構造:森本建築設計 森本晃生

施工:株式会社創建

撮影:多田ユウコ

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