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奥天神の家 2023
閑静な住宅地に立つ2階建て住宅です。大切な家族であるわんちゃんと猫ちゃんたちと暮らす住まい、また特にキッチンにこだわりたいとのご要望でした。
厳しい高度斜線制限によって建物高さが制限されるとともに隣地からの離隔も求められる条件の敷地。この離隔で生まれる敷地の「スキマ」。住宅地では一般的にこの「スキマ」の空間は空調の室外機置場であったり建物のメンテスペースであったりと法的に必要といえども限られた敷地に広い「スキマ」があると少し無駄を感じる空間です。今回はこの空間を、室内のDENと中庭をつなぐわんちゃん用のドッグランとなるように建物を計画しました。そしてこのドッグランをリビングからも眺められるようにリビングの開口部を足もとにも設けました。本来単なる「スキマ」であった場所が室内の広がりを生む日の当たる空間になりました。
今回も中庭を設けたプライバシーの守られたすまいです。中庭は湿気や雨水対策を万全にすることでとても快適な緑と光の空間になります。先般伺ったときに2匹の猫ちゃんが中庭で日向ぼっこしてくつろいでいるのを見て、ほっこりするとともに改めて中庭の良さを実感しました。猫は家のいいところを見つける天才、ですね。これからも皆さんで楽しく過ごしていただけたら嬉しいです。




















構造・規模: 木造2階建て
設計:向阪一郎
構造:森本建築設計 森本晃生
施工:ビーファースト
造園:竹本造園
撮影:冨田英次
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