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N-65
丸亀の家
2015
香川県丸亀市の新しい住宅地に建つ家族4人のための住まいです。
周辺を住宅に囲まれた一般的な立地環境の中、開放的でありながらプライバシー性を高めた
すまいが求められました。
完成した住まいは外からみると一見窓が少なく、寡黙な印象ですが、いったん中に入ると
外からは想像もつかない別世界が広がっています。
これはシンプルな片流れ屋根の空間に4つの中庭を規則的に設けることで、
単純な空間が複雑に分節化され様々な変化とシーンが生まれることによります。
そして一見寒そうに見える空間も高い断熱性能と日射コントロールにより非常に安定した室内環境を
生んでいます。
白とグレーのモノトーンを中心とした空間に、あちこちから漏れてくる光と木々の緑や青空、
そしてクライアントの強い空間への「コダワリ」が映えるすまいとなりました。
構造・規模: 木造、2階建て
設計:向阪一郎
構造:森本建築設計 森本晃生
施工:センコー産業
キッチン:ユーロモービル 尾藤朋子
撮影:冨田英次
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