京都造形芸術大学 智勇館  2016

 

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京都造形芸術大学の新校舎です。「母親のような校舎」というコンセプトに基づき計画がスタートしました。

白川通りに面する当大学の施設群の一角をなすこの建物の外観は、階層ごとに縦ルーバーとスリットを混ぜたような構成とし、車通りの多い通りと教室との距離感を調節するとともに京都・白川通りの新しい風景となるよう大きなボリュームを細分化、繊細で立体感のある表情としました。

内部はふんだんに木材を利用し、温かみのある空間としています。平面計画は一般的な中廊下形式ですが、とかく暗く単なる移動空間となりがちなこの中廊下空間を如何に移動以上の意味のある空間にできるか、といったテーマに取り組みました。結果、教室の賑わいや授業の様子、展示物等を歩きながら横目に見ることができる教室建具の木製ガラス框戸の全面採用、自然光に近い形の廊下の間接照明、廊下空間に光の広がりと開放感を生むシンプルな天井デザインなど、工夫を凝らすことで玄関から教室まで生徒を包み込みながら導いてゆくような優しい空間にできたように思います。

この校舎が生徒たちにとって居心地のよい、どこか安らぎを感じながら学習できる環境をもたらすことを願っています。

 

構造・規模: RC造、4階建て
設計:un voice 上田篤/+aao 向阪一郎

施工:鴻池組

 

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