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泉ヶ丘の家 2023

郊外の住宅地に立つ地区18年のRC平屋建て住宅のリフォームです。

RCの高強度を活かしたシンプルで広々した間取りの住まいではありましたが、断熱性が非常に悪く、冬の結露や夏の西日などに悩まされた「デザインに偏った」住みにくい住まいでした。

今回、それらの問題点の解決に加え、家族の成長に合わせた空間を作ること、各種設備更新を行うことを目的に大規模なリフォームを行いました。

工事を始めると、地盤の問題で家が水平でないことが判明。急遽アンダーピニング工法にて水平を確保した上でリフォーム工事となりました。このような地盤の問題も、ある程度であれば補修することが可能です。

問題の断熱に関してはスキマのない断熱補強とシングルガラスサッシの全交換を実施。それに合わせて間取りを再構築、照明計画も再構築し、単なるデザイン性だけの住まいから、施主のニーズに合わせたデザインと住み心地を両立した空間となりました。

​あらためて、「良い住まいとはなにか」「快適な住まいとはなにか」を考えさせられるプロジェクトとなりました。

構造・規模: RC造平屋建て
設計:向阪一郎  

施工:(株)中村建設

​キッチン:神戸スタイルキッチン

​​造園:竹本造園

撮影:冨田英次

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