土居珈琲

2020

堺市の有名珈琲豆の焙煎・販売店です。

もとより店舗機能はないため今回は新たに業務部門を別棟新築するご相談から計画がスタート。

結果的には隣地の現本社ビルの搬出ヤード屋根の増築とあわせて2棟の計画となりました。

住宅と違い業務用途の事務所計画は一般的にあまり直射日光の入りすぎる計画は適しているとは言えません。

安定した採光計画と照明や空調といった消費エネルギーに対して配慮した計画をする必要があります。

同時に近年は働く人、訪れる人にとって気持ち的・精神的に快適なアメニティ環境の整備も必要と考えています。

今回の敷地は南側を大きな建物によりふさがれていたため上記の点も踏まえて南向きには窓をほぼ設けず、北側に大きな開口を設ける計画としました。

その北側の開口をさらに有効に活用するため、その開口部に向けて大きな白い壁を設け直射光ではなく反射光を取り入れ照度を上げる一方、積極的な植栽を行うことで四季折々の表情を楽しめる空間としました。

また平屋のため構造は木造を選択、コストの圧縮およびやわらかな執務環境の創造と優れた断熱性能を確保しています。

働く皆さまが快適に感じ、道行く人が街並みに潤いを感じてもらえればと願っています。

構造・規模: 木造1階建
設計:向阪一郎 / 柴村敏之 

構造:森本建築設計 森本晃生

施工:株式会社西林工務店

​​造園:竹本造園

撮影:冨田英次