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大仙の家  2018

地元、堺。世界遺産登録の決まった大仙古墳を望む、緑豊かな立地に佇む住宅です。

古墳周辺は当然ながら建築への規制が非常に厳しく、当該地においても隣地との距離、建築の形態・色彩など

様々な制限を受けながら計画されました。

その制限の中でも特に建物の間口への影響は大きく、その厳しい条件下で如何に豊かな古墳の緑を

建物に取り込みながら敷地を最大限活用し空間化するか、またクライアントが気兼ねなく趣味を楽しめ、

穏やかに暮らせる空間が作れるか、が大きなテーマでした。

最終的には奥行方向に長い筒状の3階建ての計画とし、いろいろな場所から緑を望めるようなプランを採用、

制限の中にあっても開放的な空間をつくることができたと思います。

今回は施工者もカメラマンも設計者もみな堺。オール堺で取り組んだプロジェクトです。

そんなチームでおよそ1500年の悠久の時間を蓄積する古墳に寄り添う住まいが作れたことは嬉しい限りです。

構造・規模: 木造3階建
設計:向阪一郎 / 柴村敏之 

構造:森本建築設計 森本晃生

施工:西林工務店

撮影:冨田英次

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